INTERVIEW

太華其の三

10/09/28

太華君インタビュー其の三!

インタビューはHIP HOPの土壌をさらに掘り進め、果ては音楽業界の深層部へ...

真の音楽、のあり方とは?

リスナーに向けた発信する側の本音が飛び出しまくります!

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Z:
HIP HOPで一番好きなのは何ですか?

T:
曲によってその時々で変わるんですけど、好きなアーティストは居ないの? って訊かれると、逆に全員好きです。

ただ、今は誰が好き? っていうと...

ないですね。

Z:
当時は?

T:
ラッパーとしてはBusta Rhymesが死ぬほど好きで、プロデューサーとしてはPRIMOですね。

一時期ホントにハマったなっていうのはMF DOOMと、EDAN。

Z:
KMD。

T:
そうです。

確か兄弟でしたよね。

Z:
そこまであまり知らないんですけど(笑)。

T:
昔の木琴のヤツで♪ターター、ツター♪っての知ってます?

Z:
自分もKMD好きでしたね。

メンバーの1人が死にましたよね。

T:
そうなんですよ、それが確かお兄ちゃんで弟がMF DOOMですよ。

ちゃうかも...。

Z:
あの人、確か3rd Bassにも出てますよね。

T:
そうなんですか!?

Z:
よく分からないんですけど...

もともとは3rd Bass周辺から出てきてるハズですよ。

昔の3rd Bassのプロモビデオで確か出てますよ。

T:
3rd Bassもムチャクチャ好きでしたね。

"Steppin To The AM"。

あのアルバムはすごく好きでしたね〜。



Z:
プロデューサー業みたいなこともやってましたよね。

Kuriousとかもそうでしたけど。

ラッパーでそういうことしてる人多いですよね。

T:
シーンに対して良い意味で人柱にしてるとこありますよね。

Z:
A&Rって一番大事だと思うんですけど、2000年を境に南部系のHIP HOPが流行ったじゃないですか。

T:
はい、そうですね。

Z:
それまでのHIP HOPのPVで女のケツ出てくるのって『 2 LIVE CREW 』ぐらいだったと思うんですよ。

T:
確かに(笑)。

Z:
昔はフード被って、超硬派な感じでしたよね。

あれが流行って、女のケツが出まくってくるんですよ。

今や女のケツが出てないとダメみたいな感じでしょ。

日本のPVでさえそんな感じですよ。

以前はそんな感じじゃなかったなって思いますよね。

もっと男っぽい感じで軟派な感じではなかったですよ。

硬派から急に軟派に流れてしまって、そこからあまり聴かなくなり ましたね。

PVで初めて女はべらして、酒飲んでるような映像を観た時は吐きそうになりましたよ(笑)。

T:
あれはギャグでないと通用しないと思いますね。

Kool Keithしかやって欲しくない感じですよね。

Z:
そうそう、ああいう人がやれば面白いじゃないですか。

ICE-Tが嫁さんのケツをパシッ! とか(笑)。

T:
シャレとかシニカルさじゃなくて、モロに格好良いと思ってやってるのがサブくて仕方がないですね。

Z:
そうそう、KMDはとにかく好きでしたね〜。

黒人の首吊りのジャケットのヤツって何年もお蔵入りになったじゃないですか。

T:
はい。

Z:
ファーストが出て、すぐに出る予定だったけどあれで発禁になって何年も出なかったですもんね。

その後にあのジャケットで出ましたけど。

ちょうどその頃に『 Leaders of the New School 』も出てましたよね。

Busta Rhymes、Elektraで。



T:
あの頃のHIP HOPは本当に先鋭的ですよね。

Z:
Elektra RecordでBrand Nubian、KMD、Leaders of the New Schoolはすごかったですよ。

T:
Brand Nubianも格好良かったな〜!



Z:
Grand Puba抜けても関係なかったですもんね。

T:
関係なかったですよね(笑)。

Z:
逆に格好良くなってましたから(笑)。

T:
Sadatも良かったです。

Z:
Sadatとほら、もう1人...

え〜っと、Lord Jamar。

どちらかと言えば、2人男前ですよね。

Grand Pubaはブサイクですから(笑)。

でもあの頃は格好良かったですね。

T:
いつからオシャレというものを勘違いするようになったんですかね。

Puff Daddyのやってる事とかってシニカルさがないんですよね。

裸にベストはやめてくれ! って感じです。

Z:
だって違うじゃないですか、JODECIから始まってますから(笑)。

Russell SimonsとP.Diddyの違いってそこだと思うんですよね。

P.DiddyはHIP HOPじゃないんですよね、水っぽい感じというか(笑)。

T:
水っぽい、水っぽい(笑)。

Z:
だから、裸にベストが格好良いんですよ。

分かります(笑)?

T:
う〜ん、大っ嫌いですね(笑)。

まったく感覚が違うんですよ。

Z:
Bad Boy Recordもそんな感じですよ。

BiggieとCraig Mackは違ってましたけど、結局売れた奴って水っぽい感じでしょ。

その辺りからあっちのHIP HOPが流行っていきましたよね。

セレブっぽいというか、ドンペリ開けて女のケツ叩く! みたいな(笑)。

T:
そういうの嫌やなぁ、俺はそんな風に女性を見てないですもん。

女にTバック穿いて欲しいなんて思ってないし、あんな開けっぴろげなセクシーさなんて求めてないですから。

自分ではすっごい和風だと思うんですよ。

Z:
でも、最近そういったケバい女の人って減ってきましたよね。

ナチュラル系な女の子が増えてきた感じで。

自分もそういう感じのほうが好きですけど、Tバックが好きな人は好きですよね(笑)。

T:
Tバックが少数派だったら良いかも知れないですけど...

それ でもやっぱり嫌かな(笑)。

抑えてるけど滲み出るエロスが良いです(笑)。

Tバックで分かり易くしてるけど、意外とたいしたことない女が多いんで。

動物っぽいだけやん! みたいな。

Z:
それは何がたいしたことないんですか(笑)?

T:
なんかこう...

Hが(笑)。

Z:
(爆笑)!!!

T:
そんなピューマみたいな格好してガコガコガコッ、ホー? って言われても...

どこにエロスあんの? みたいな。

ロービートみたいなモノが無いですよね。

ドン、カーッ、ドン、カーッ、ドン、カーッ的な。

もっと地を這うロービートのような盛り上がりがHの展開に欲しいですよ。

なんか起承転結みたいなモノがああいう人達には無いような気がします。

精神性がファッションに現れてますよね。

Z:
確かに、そんな感じですね(笑)。

T:
別に学があるないじゃなくて、センス悪いなって思っちゃうんですよね。

Z:
人間は多種多様ですからね。

逆に言うとあれをオシャレに感じる人が居て、今だったらアウトドア系の女の子をダサいと思う人も居ますよね。

T:
そうですね、僕なんか超地味に見られてると思いますし十人十色ですね。

でもやっぱりHIP HOPに求めるのは ...

あの当時の何気ないcarharttの薄茶けた色を格好良いシルエットで着こなして、生命力で表現するほうが良いと思うんで、お金の匂いとかあまり必要ないですね。

Z:
最近は少しそういう感じに戻ってきてるんじゃないですか。

T:
そうですね。

やっぱり、一回あっち側へ振ったから戻って来れたのかも知れないですね。

Z:
昔だったらああいうブリンブリンなのってファッション的にNGだったでしょ。

たまにブリンブリン過ぎて、不動産屋とか成金のおっちゃんに見える時ありますよね(笑)。

子供の時とかにバブリーなオッサンが派手なスーツにギンギラの時計付けて、ドンペリ開けてるようなのを見て、コイツはなんちゅーダサい格好してるんだって思ってたんですよ...

ずっと。

T:
はい(笑)。

Z:
クリエイティブな方に憧れてたから気色ワル〜って思ってたけど...

今やHIP HOPのど真ん中ってそんな感じじゃないですか(笑)。

それをやってる人を否定はしないけど、子供の頃にメチャクチャダサい! って思ってたオッサンとカブってしまうんですよ。

T:
それってよく分かります(笑)。

Z:
シンクロするじゃないですけど(笑)。

T:
なんか清々しさがまったく見られないですもんね。

Z:
昔、格好良かったラッパーとかでも、そっち系になった人っていっぱい居るじゃないですか。

だからメインストリームのモノが流行ってしまったら、良い音楽がどんどん減っていきますよね。

太刀打ちできなくなってきますよ。

こういう風にしてもらわないとレコード出しません、みたいな。

Q-Tipがソロになった時もセカンドアルバムがずっと出なかったんですけど...

そのブリンブリン系が流行ってた時期だったと思うんですよね。

アンケート取ってお蔵入りになったりとか、いろいろあったみたいですよ。

日本も結局、アメリカのものが好きだからそうなっていくじゃないですか。

変な意味アメリカの猿マネだと思うんですよ。

だから、アメリカで流行ってるビートを日本人はすぐ真似するし、ファッションにしたってそうですよね。

でも、最近はそういった部分も落ち着いてきてるから、どんどん良いアーティストが出てきて欲しいなって思います。

結局、HIP HOPで何十万枚も売れるわけないですから。

1〜2万枚ぐらい売るアーティストがいっぱい居て、その人達がそれで食べていけたら良い音楽がすごく広まっていくと思うんですよ。

自分ももうオッサンですけど、市場に大人の知恵が入ってきてHIP HOPが流行ってるからとか...

REGGAEが流行ってるとかだけで食い散らかすだけ食い散らかして、終わったらハイサヨナラみたいな感じがありますから。

T:
僕もアーティストとビジネスサイドとのやりとりをもっと円滑にして、お互いの理解度を深めていかないといけないなって思いますね。

Z:
だからイケてる30代ぐらいのA&Rマンが必要なんですよね。

現役でやってた人は経験があるじゃないすか、そういう人が動かないといけないですよね。

ただ単に...

『 これが今流行ってますよ! 』みたいな感じでワケの分からないサラリーマンが来て、とりあえずTV出したりとかっていう売り方でしょ。

T:
そこに頑強に相手を飲み込む交渉をできるように、アーティストも自分の事をやりながら自身をオーガナイズするやり方を手に入れないといけないなって最近すごく感じますね。

若い子達にしても、俺が勧めるからって簡単に話に乗らないほうが良いと思うんですよ。

そこできちんとやりとりして思慮深くならないといけないですね。

ただ、作品を作る時だけは素直に子供のように作って、それをいじる時は本当に思慮深く動かないとダメです。

それをいつか聴くであろう聴衆のためにもならないと思いますし。

ビジネスサイドも負けない心が必要だと思います。

大変だけど面白いですね。

Z:
良い音楽が少ないだけであって、面白いと思いますよ。

自分はHIP HOP以外にもいろいろ聴きますけど、今年になってから良い音楽がいっぱい生まれてると思いますね。

またそういう人達が売れてきてるから良い方向に進んでるんじゃないですかね。

T:
そうですね。

インターネットとかで音楽のダウンロード化とかいろいろハードルがありますけど、それをどういう風に上手に越えていくかが課題ですよね。

Z:
結局、音楽はライブだと思いますよ。

コンピューターが発達したこの時代ですから作品はいくらでも格好良く聴かせられますもんね。

でもライブって本当に"生"じゃないですか。

この間、とある人のレコ発に行ったんですよ。

その人はすごく良かったんですけど、前座で出てた人達があまり良くなかったんですよね。

前座が結局ノリでやってる感じで、まあそこそこ名前があるからウケてるっていう印象でしたね。

自分はそれを見て10分もしないうちに無理だったから、外でダベってましたけど...

やっぱりライブは一番大切ですよ。

T:
確かにそうですね。

Z:
そう考えるとアンダーグラウンドで苦労して、現場でガンガンやってる人はライブがイケてるけど、そういう事をやってない人はライブが面白くないですよ。

いくら音源を聴いて好きだったとしても、そこで冷めてしまいますよね。

T:
そうですね、ライブは真骨頂です。

Z:
やっぱり人気のあるバンドはライブがヤバいですね。

T:
ライブでお客さんをロックできない奴はやめてまえ! って 思っちゃいますもん。

Z:
音源先行でライブがショボいのにムチャクチャ上から喋ってる人達も居ますよね。

ちょっと前までバカにしてたような奴でも、ライブを観てヤバいって思ったら好きになったりしますしね。

X japanとかって当時全然聴いてなかったですけど、再結成した時にある縁で観させてもらったんですよ。

5万人ぐらい居たんですけど、感動しましたね。

T:
あ!

あのYOSHIKIが倒れた時ですか?

Z:
その次の日だったんですよ。

5万人をロックして、最後に"X"っていう曲で全員X ジャンプやってましたね。

一番前で観させてもらってたんですけど...

自分は恥ずかしくてできなかったですけど(笑)。

なんか申し訳なかったですね、すいません...みたいな。

T:
そうなんですね(笑)。

Z:
でも、次に行った時はXジャンプやるかも知れないですね(笑)。

T:
そんなの聞いたら自分もやりたいですね〜。

Z:
とにかくライブは一番伝わるから一番大事ですよ。

T:
ライブは死ぬほどやりたいですね、毎日でもやりたいです。

あんまりやるとダメなんでしょうけども。

Z:
ライブってやり過ぎても、やらなさ過ぎてもダメですよね。

T:
自分的には月に5回ぐらいが良いかなって思いますけど、それでも多いっていう人は居ますね。

本心は10回ぐらいやりたいです。

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音楽に限らず、本番(ライブ)に強い者は人の心を掴む情熱を感じます!

次回はブレス式の話を中心に二転三転するギミックたっぷりなインタビューでお送り致します!!

次回更新日は10月4日月曜日です!

太華其の二

10/09/21

太華君インタビュー其の二!


大学生活を経て、夜の街へ...

そしてBEAT BOXとの初遭遇で受けた衝撃とは!?

アレもコレもと危険過ぎるエピソード満載でお送りします!

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Z:
ところで、SHINGO西成君は学年がひとつ下?

T:
そうですね。

1年後に入って来たんですけど、3年先に卒業していきました (笑)。

Z:
そうなりますよね(笑)。

T:
彼も大学の時おかしかったですね。

俺がエアガンを流行らせた時があったんですけど、SHINGOはそんなにお金持ちじゃなくて、

家にもお金を入れなくちゃいけなかったから、苦労してバイトでお金貯めてエアガンを買ったんですよね。

SHINGOがやっとエアガンを買えた時には、俺らはすでに飽きてしまってたんですよ。

そこでSHINGOはキレて、なぜか学長を撃って停学になりましたからね(笑)。

大学ですよ(笑)!

パーンッ!!! とかいって視察に来てた学長を撃ったんですよね(笑)。

Z:
それはアツいですね!

T:
他には蓋の付いたゴミ箱の中にもよく入ってましたね。

学生が飲んだドリンクのゴミなんかをそこにポーンッて入れたら『家やー!!!』って中から出てきて怒ってましたね(笑)。

Z:
そのギャグは意味不明ですね(笑)。

T:
授業はちゃんと出てたんですけど、休み時間の度にゴミ箱に入っていちいち学生を驚かしてたという。

変わった男でした。

Z:
命懸けてますね(笑)。

T:
ホントに(笑)。

SHINGOはヤバいですね。

Z:
そんなこんなで、26歳で卒業。

その時はどうでした?

T:
4年経った時点で、これはナシにするほうがもったいないと思ったんですよ。

大学は行きつつも、将来は関係ない仕事へ進むんだろうなって薄々気付いてたんですけど。

19〜20歳ぐらいでジャグリンシティでバイトを始めたんですよね。

Z:
そんな歳からやってたんですね。

T:
はい。

最初はセントアンズにSHINGOとバイトの面接に行ったんですよね。

SHINGOは落ちたんですけど、自分は体が大きかったので、新しくジャグリンシティっていうのができるから働いてみない?って言われたんですよ。

そこでセキュリティーをやるようになりました。

僕も素直だったので、怖くしないといけないって言われたまま純粋にそうやってましたね。

Z:
変な奴いっぱい来たでしょ?

T:
来ましたね〜。

でも、何も分かってなかったから乗り越えられましたね。

誰が怖いとか明確に知ってたら絶対に調子に乗れなかったですよ。

今、街で居るような"怖いもの知らず"って言われる人達は、ただの"知らず"だと思いますね。

でもなんか若気の至りってちょっといいな、って思います。

Z:
セキュリティー時代のおもしろエピソードはありますか?

T:
そうですね...

注射器はよく落ちてましたね(笑)。

Z:
どこにですか(笑)?

T:
便所もそうですけど、床に。

フロアにガンガン落ちてましたね。

当時のジャグリンシティは、金曜日でアベレージ600人ぐらいで、
ROCK DESIRE、TERMINATOR、RED PRINCE、KILLASANの4種と5週目は何かしらが入るって形だったんですよ。

土曜はだいたいKILLASANがやってましたね。

土曜は1300人ぐらい入ってたので、とにかく人で埋め尽くされてよく分からない状況だったんですよね。

終わってから、掃除する時に床を見たら注射器がゴロゴロ...

突いてるね! みたいな(笑)。

Z:
レゲエなのに...ね?

T:
あの頃ってレゲエって感覚じゃなかったんでしょうね。

今でこそレゲエってホッコリな感じが美学的にも認められるところあるじゃないですか。

もちろん社会では当然認められてないですけども。

あの当時は不良文化との関わりが密接過ぎたし、あとディスコ文化からの移行もあいまいな時期だったので、ワルい人が遊びに来る場所って感じでしたね。

QOOとかはお洒落な感じで...

まあお洒落ではないけどもそういった雰囲気を醸し出したい人が行ってるイメージでしたよね。

ジャグリンはバカ騒ぎしたい人達が来るっていう。

Z:
剥き出し系ですね(笑)。

T:
そうです(笑)。

喧嘩はすごくしましたね。

連鎖反応で起こるんで、1日5〜6回は喧嘩がありましたね。

こっちも役者になるしかなかったですよ。

Z:
それって素でやってる人も居るかも知れないですけど、みんな演じてると思いますよ。

T:
自分を自分でごまかさないといけない部分もありますからね。

賢くなって我に返ると、足が震えることもありましたから。

勢いあること口では言ってるけど、一方で引いてる自分に気付き出すともうやりたくないですよ。


Z:
それにしても、注射器が落ちてて1日5回喧嘩がある店って今あるんですかね(笑)?

T:
ないでしょうね(笑)。

そう考えると、あの当時はエネルギッシュだったなって思いますね。

喧嘩も楽しくはなかったですけど、上手く負けなかったんですよ。

一度だけ後ろからやられて気絶しそうになったことはありましたけど。

その殴った奴を友達がどついたんですけど、歯茎がバーン!って割れてましたね。

あと何かあったかな?...

そういえば、りんくうのジャグリンも働きに行ったんですけど、あそこでは青年団は強い! って思いましたね。

シバかれてた大体大の野球部の中に○○が居たと思うんですよね、たぶん。

Z:

○○?

T:
巨人の○○です。

一応ピーにしておいて下さい。

たぶん、植木に刺さってたのはアイツだと思うんですよ。

大体大って色んなところから来たボンボンがやってる野球部の奴らで、体がゴツいからオラァ〜みたいな感じで入って来るんですよ。

こっちはこっちでOO系の奴らがセキュリティーでいっぱい居て、みんなイケイケなんですよ。

ムチャクチャ俺ら仲がよかったんですよね。

でも自分らが手を下すまでもなく、野球部はその客の青年団達にビシビシにシバかれて、みんな泣きながら逃げてましたね。

Z:
岸和田のだんじり。

T:
はい、アイツらの喧嘩は本当にすごかったですね!

みんなメチャクチャ良い奴らなんですけど、友達のことになったら我を忘れるのが早過ぎて(笑)。

Z:
団結力がやっぱりすごいですからね。

T:
そうですよね。

やっぱりすごく憧れてましたし、自分は一時岸和田の女の子と結婚するって決めてました(笑)。

何か好きでしたね〜。

Z:
無謀ですね、それは(笑)。

T:
やっぱり岸和田にはノスタルジックな思い出がありますね。

Z:
岸和田の女の子は可愛いですもんね。

T:
ホント可愛いです!

Z:
みんな猫みたいな顔してますよね。

T:
そうです、そうです(笑)。

目とかもシュシュッって描いたような薄い顔の子が多いんですよね。

泉州に対して今でもノスタルジーがあるんですよ、好きですね〜。

KENTY GROSSが泉州顔なのに、泉州じゃないって聞いた時はちょっとショックでしたけど。

Z:
結局、セキュリティーは何年やったのですか?

T:
何だかんだで日韓ワールドカップの時もスーツ着てUNDER LOUNGEでセキュリティーやってたし、大阪のSUPREME立ち上げの時もやってましたね。

そういえば真鍋かをりの特殊ガードとして東京でもやったことありましたね。

クラブのセキュリティーとしては、りんくうのジャグリンで終わりです。

あ、あとサンスプラッシュカフェがありました。

そこで不良外人相手のセキュリティーを1人でやってたんですよ。

その時の話がおもしろかったんですよね。

やっぱり気合いだなって思って。

Z:
はい。

T:
2m近い外人達10人ぐらいに囲まれてガーッて言われても、『やったろか!コラァ!!!』って言うと全然押されないんですよね。

それこそ俺って役者になれるわ...って思いましたね(笑)。

Z:
(笑)。

T:
実際に殴り合いは何度かありましたけども。

そういえば...

銃が一度出ましたね。

Z:
マジで!?

T:
俺じゃなくて、後輩に貝本っていうのが居たんですけど、そいつですね。

俺が休みの日だったんですけど、そいつはホントに喧嘩が強くて、パンチ一発で人が吹っ飛ぶんで"核弾頭"って呼ばれてたんですけど、外人が銃を持って戻って来たことがあったみたいなんですよね。

銃口をグイッって押し付けられて『本当二撃ツヨ!』って言われたんですよ。

とりあえず話そうってなって終わったみたいなんですけど、その時マジで怖かったみたいですね。

Z:
黒人ですか?

T:
はい。

そんなエピソードがありましたね。

Z:
それで東京へは、いつ出てきたのですか?

T:
東京は30歳になってからですね。

サンスプラッシュが終わってからFLATtでバイトさせてもらったんですよ。

半年ぐらい働きましたかね。

自分も30歳だったので、店長の下拓に働かせてっていうのもおかしかったんですけど。

まあ、やることもなかったので、東京行くまで準備が整う間だけ雇ってもらいました。

そこではすごく楽しかったですね。

最後は涙のお別れでしたよ。

それで車を自分で運転して東京へ来たんですよ。

Z:
太華君、車乗ってたんですか?

T:
乗ってたんですけど、その時はもう車も売っちゃって、4トンロングに荷物を詰めて行ったんですよ。

泣きながら...

朝、みんなに胴上げされて向かいましたね。

懐かしいですね〜。

なぜ東京へ行こうと思ったのですか?

T:
大阪はメチャクチャ好きだったんですけど、慣れって怖いじゃないですか。

大阪でまだいろいろやれる事もあったと思うんですけど、あの頃の自分は何か様々なことがまとわりついてる感じがあったんですよ。

大阪の街にどっぷりというか...温泉に入ってるけど湯質 に粘着感があるというか。

いろいろ煩わしく感じてる時期だったんですよね。

その頃DJやってたんですけど、DJの内容や音楽的に褒められたかったつもりなのに、街の人みたいな感じで挨拶されたりするのがどうも...

Z:
いいじゃないですか、どっちでも(笑)。

T:
なんかちょっと恥ずかしくて(笑)。

もともとそんなノリじゃないし、喧嘩も得意ではないし...

状況に応じて行動してきましたけど、それでリスペクト受けてるっていうのがちょっとズレてるなと思って怖くなりました。

Z:
なるほどね。

T:
大阪に居たら錆びるっていうと語弊があるかも知れないですけど、自分の中でそこをピークに下り坂に向かってしまうんじゃないかなと思えてきて。

当時、田中雄一郎ってツレが部屋もひとつ空いてるし、リビングにベッド置いてあるだけだけど東京に来いよって誘ってくれたんですよね。

Z:
その時は、共同生活をしてたのですか?

T:
はい、百人町です。

アースドムとか、ゲットーからほんの100mもないぐらいの場所でしたね。

色々仕事もしたんですけど...余り長く続かず...

Z:
そうなんですね。

T:
それで、アメ村に居た頃に学んだんですけど、クラブとか自分の基地がそこにあることが異様なまでに物事を潤滑に運べるキーだったんですよね。

そのタイミングでRINOのマネージャーしてた西君っていう人がエイジア募集してますって教えてくれたんですよ。

推薦してくれたこともあって何人かの中で面接に僕だけ受かったんですよね。

最初は30歳越えた俺みたいな見た目の奴がいきなりバイトに来て何やねん? ってなるじゃないですか。

やっぱりみんな冷たかったですね。

Z:
そうなんですね...

T:
全員、年下だったので様子を窺ってただけなのか、単に冷たかったのかは分からなかったですけども。

とりあえず東京に出て来たら全員目上の人間として接するって決めてたので、20歳の子とかでもきっちりと挨拶してお付き合いさせてもらってましたね。

ムカつくこともやっぱり多くて、絶対に何かでひっくり返してやる! って思いながら探して見つけたのがBEAT BOXでした。

Z:
なぜBEAT BOXをしようと思ったのですか?

T:
大阪時代に自分がオーガナイズしてるイベントがメインで2つあって、両方ともI to Iだったんですよね。

ひとつは"サナトリウム"っていうイベントでSHINGO西成、ARIA、Wolf Pack、ロデオドライブといったメンバーでやってたんですよ。

ちょっとポップな位置のイベントで平日だったんですけど、150〜200人ぐらい入れるように頑張ってて。

そういうのをやってると、今度は逆にコアなことをやりたくなってきたんですよね。

もともと自分的にミドルよりもっとコアな立ち位置が好きみたいな感じだったんですよね。

買ってるレコードもBREAKCOREとかで、変なレコード屋が集めてきたHIP HOPっぽいモノをHIP HOPとして解釈してるヤツみたいな(笑)。

それで、GEBO君の居るArt of vibesとかに声をかけて一緒にやりましょうって誘ってたんですよ。

その時、GEBO君の周りに居たうちの1人がAFRAだったんですよね。

AFRAがニューヨークから帰って来るタイミングで何度かライブをやってもらったんですけど、そのライブが衝撃的だったんですよ。

何でそんなにカッコエエの!? みたいな。

Z:
なるほど。

T:
それが大阪を離れる1年ぐらい前の出来事でしたね。

東京へ行ってからは、DJでガッツリやろうと思ってたんですけどMODULEかどこかへGEBO君と一緒に行った時に、DJ BAKUとチャンピオンになりたてホヤホヤのKENTAROを同時に観てしまったんですよ。

やりたいことの想像の範囲でしたけど、自分のできない事を実現されててホントにビックリしてしまいましたね。

とりあえず勝てないと思って、自分も30歳だし何かできることはないかな? って考えたらBEAT BOX! ってなったんですよね。

そこを伸ばしていこうと動き始めました。

エイジアのバイトの時に入り口で身分証明のチェックをしながら、口スクラッチをかましてみたり...

Z:

凄いですね!それは(笑)。

T:
バイトで開店準備してる時、イベントのオーガナイザーに自分はBEAT BOX練習しててこれぐらいのことは出来るんですけど...

後で空いてる時間に5分ぐらいさせて頂けないですか? って頼んで、良いですよって言われたらお酒作ってる間に少し抜けさせてもらって..

BEAT BOXしてまたカウンターに戻ってくるみたいな。

初めて人前でやるまでに、自分の中でBEAT BOXのネタをずっと温めてたんですよね。

Z:
それは誰に教えてもらってたのですか?

T:
誰も教えてくれなかったです。

AFRAもそんなに会えなかったので、Art of vibesの啓君がライブやってるのを観て盗んでました。

BEAT BOXってか音楽は、耳でパクれるんで。

音でパクれない奴はBEAT BOXなんかやらないほうが良いです。

そんな感じで今に至るっていう感じですかね。

途中でMC漢にLibra RECORDに誘ってもらったりもしました。

それで自分の基地もできたんですけど、意外と時間がかかりましたね。

Z:
何かをやろうと思ったら時間がかかりますもんね、最低3年ぐらいは。

T:
そうですね、僕は7年経ちましたけど今はすごく楽しいですね。

Z:
初めてBEAT BOXをやった時ってどうでした?

T:
緊張しましたね〜。

メチャクチャ緊張して、本当にゲロを吐きそうでした。

一番初めはbedでやったんですよ。

町田のほうにSD JUNKSTAって居るじゃないですか。

Z:
はいはい、居ますね。

T:
そこにKYNっていう奴が居るんですけど、昔はインパルスっていう名前だったんですよ。

そいつとTARO SOULが六本木のYELLOWの側にあった"香"っていう小さなクラブでやってたんです。

MICADELICの真田人って奴にそこに連れていってもらった時にKYNとTARO SOULがBEAT BOXやってて、それがメチャクチャ上手かったんですよ。

Z:
TARO SOULってBEAT BOXできるんですね。

T:
メチャクチャ上手いです!

それで、これはすごい!!! って思って、負けたくなくて自分も頑張ったんですよ。

RIP SLYMEのサードで参加してるKっていうBEAT BOXERや、S.L.A.C.K.も17歳の頃でBEAT BOXすごかったんですけど、こいつらをとにかく全員殺す! って思いながら自分も頑張ったんですよ(笑)。

もう知らない間に誰もやらなくなってしまいましたけどね。

それで、インパルスの頃のKYNと、口でなんかビシュビシュ!って変な音を奏でるSEONIOUSっていうのと俺で何かやってみようって話になってRinky Dink Studioに入って初めてやったんですよね。

その時に異常な楽しさを感じて、ビートは2パターンしかできなかったんですけど、この時代においてはアリだ! って思ってbedでやったんですよね。

そこで拍手喝采をもらって自信がついた感じですね。

そこから1ヶ月ぐらい経ってからVUENOSでソロでやらせてもらえるようになったんですよ。

4〜5種類ぐらいできるようになってたから、それを組み合わせてやってましたね。

その時は本当に拍手がすごくて、終わった時は夢見心地でした。

嬉し過ぎてゲロ吐きましたね。

Z:
ゲロ(笑)!!!

T:
今でも憶えてますよ(笑)。

ひとくちゲロをベロって吐いちゃって..

Z:
それはすごいですね(笑)。

T:
この感じで続ければ上手くいくんじゃないかなって思いましたね。

Z:
そういうものですよね。

T:
自分が活躍できるかもって思って、やっとトンネルの出口が見えた気がしましたね。

未だにあんまり出られてないですけども(笑)。

Z:
でもDJの道にそのまま進まなくて良かったですよね。

DJをやってたらもっと時間がかかってますよ。

T:
そうですよね〜。

だから蜘蛛の糸だなって思いましたね。

HIP HOPの神様は自分の中に居ますね。

Z:
HIP HOPは、なぜハマったのですか?

T:
昔、マイケル富岡とティナがMTVやってたじゃないですか。

Z:
はい、やってましたね(笑)。

T:
あの頃ってPVとか視覚で音楽を観るのがやっと出てきた頃でしたよね。

その時に観たRUN D.M.C.の"It's Tricky"で衝撃を受けたんですよ。

音も♪ドッデド、ドデド、ドッデッドドデッ♪みたいな感じでメッチャシブくて......

Z:
今のメッチャ分かりますね〜(笑)。

T:
分かりました(笑)?

♪トゥクトゥントゥクトゥン...♪みたいな(笑)。

それで言葉のループ性というか韻を踏んでる部分を一瞬で理解しちゃったんですよ。

これは言葉の科学やな! と思ってハマったんですよね。

Z:
なるほど、"It's Tricky"で。

普通は"Walk This Way"から入る人が多いですよ(笑)。

T:
そうなんですけど、何かあの頃はギターの鳴りが僕には邪魔でしたね。

もっと電子音楽というか、デジタルな感じのほうがビンビンきました。

その直前に聴いてたのが、立花ハジメ、PLASTICSとか、細野晴臣のソロ作やYMOだったので電子音楽にすごく傾倒してたんですよね。

アナログとデジタルの融合というか、混ざりっぷりに魅了されてました。

Z:
RUN D.M.C.はメチャクチャハマりました?

T:
ハマりましたね〜!

Z:
とりあえずCDを買いまくるみたいな?

Z:
でも、他の曲はそこまで好きになれなかったんですよね。

ただ、今でも"It's Tricky"のビートの尻もちの着き方っていうのがすごく好きです。

ガキの頃からピンポイントで好きになるっていうのが変わらずで、RUN D.M.C.の"It's Tricky"が好きだから、他も全部好きっていうのにならないんですよ。

例えばGANG STARRにしても好きな曲は"The ? Remains"なんですけど、それ以外の曲はかなり冷めて後からハマる感じでしたね。

曲をピンポイントで好きになっちゃうんですよ。

Z:
なるほど、アーティストじゃないんですね。

T:
アーティストもあるんですけど、好きな曲を演じる側にまわって聴いちゃうんですよね。

『この曲だったら、俺が電子ドラムを格好つけてる感じでやりたい!』みたいな(笑)。

Z:
(爆笑)!!!

T:
ブルーハーツとかでもそうでしたよ(笑)。

『この曲だったら、俺がギターやりたい!』とか、妄想しながら聴くのが好きでしたね。

Z:
それはアツい(笑)!

自分は音楽をそんな聴き方したことないですもん(笑)。

T:
人のものでも自分のBGMとして聴いてしまうところがありましたね。

だからBEAT BOXが性に合ってるのかも知れないです。

73.jpg

BEAT BOXに衝撃を受け、自らの野望がふつふつと肺の奥から沸き起こる...

ゲロの酸味をおぼえながら初舞台を踏み、ビートに支配された生活が始まる!

次回はさらにHIP HOP談議に花が咲きます!!

次回更新日は9月27日月曜日です!

太華其の一

10/09/13

近年、人類はデジタルを生成する術を得て急速に世界が進化した...

しかし!

そのデジタルから人類への返礼が巻き起こる!

"ヒューマン・ビート・ボックス"

人間の体内からデジタルなビートを発する逆流!

それは、ほんの一握りの選ばれし人間だけが持ち得る特殊能力です!

今回はそのブレス式でおなじみの太華君!!

重いビートに乗る軽やかなトークをお楽しみ下さい!

T2.jpg

Z:
では、今回は大きい華と書いて大華君。

違うってな(笑)。

T:
すいません、太ってます。

太いと書いて太華です(笑)。

Z:
いつも間違えるんですよね(笑)。

よく間違えられるでしょ?

T:
間違えられてますね。

タイガって言われてワキガみたいになるのよりは、全然マシですけ ど(笑)。

脇臭そうでしょ、そんな間違われ方。

Z:
そうですね。

まあまず、最近はどうですか?

T:
相も変わらずという感じなんですけども...

Z:
SharLeeをイジメてますか(笑)?

T:
イジメてますね(笑)。

いや、最近ちょっと抑えてます。

アイツのダメな部分を自分の持っている部分と照らし合わせてみて 消去していったほうが良いんじゃない? ってLibraの 社長に言われたんですよ。

Z:
はい。

T:
それで 、ああ...そうだな、って思って自分のことを責める 日々ですね。

それはそれで落ちますけど。

Z:
そうですか、でもSharLeeはMですからね。

ウフーッ!! って感じで(笑)。

T:
そうですね(爆笑)!

アイツの怒られてる時の役者面がすごくて。

ハフィ〜、スイマセン...みたいな(笑)。

Z:
自分は思うんですけど、普通は怒られたら落ち込んで家に帰っちゃうでしょ?

でもSharLeeは怒られてもそのまま遊びに行って、女をナンパ できる奴だと思うんですよ。

T:
まさしく、すごいタフネスです(笑)。

Z:
そういう奴はいくら怒っても無駄ですよ。

T:
そういえば、BMXの田中光太郎っているじゃないですか。

Z:
はいはい。

T:
俺の前はアイツが兄貴代わりだったみたいなんですけど。

あの怒らない田中光太郎が口に含んでたアンパンをプーッ!って吐き出すぐらいSharLeeは怒らせてたみたいなんですよね。

普通それだけ怒ったら、1週間ぐらいはヘコんで欲しいじゃな いですか。

Z:
そりゃそうですね。

T:
アイツは5分で復活するらしいですからね。

Z:
思考回路が違いますから(笑)。

ロバですから、顔が。

T:
四つ足ですからね。

ダメですよね、四つ足は。

Z:
ダメですよ、やっぱり(笑)。

T:
まあでも最近はHIP HOPやってますね。

HIP HOPやってるしか自我を保つ方法がないです。

38歳でコレですから(笑)。

それぐらいちゃんとやってるでっていう。

教会にお祈り行くぐらいのテンションでHIP HOPの神様に毎回手を合わせてますよ。

そこだけ裏切ったら、ホント危ないな俺...って感じですよ。

38歳で東京でダラダラ生活してますから...

ちょっと怖いです!

Z:
でも太華君は大学行ってたんでしょ?

T:
8年行ってました。

Z:
8年も!?

なぜですか?

T:
1年生を4回やって、2年、3年と進んでから4年生を2回やったんですよ。

Z:
何歳で入学したのですか?

T:
現役だから、18歳で入学してみんなが卒業する時に僕は2年生になりました。

Z:
それはなぜですか?

T:
勉強に全然興味がなかったんですよね。

昔は水泳をやらされてて、それは死ぬほどやってたんですよ。

中学の頃は水泳と勉学というのがバランス取れてて、両方頑張ってたんですよ。

高校に入ってからは進学コースだったんです。

勉強の時間が普通コースに比べて水曜と土曜以外は1時間多いんですよ。

必然的に水泳に参加できる時間が少なくなって、入らなかったんですよね。

そうしたらバランスが崩れて勉学のほうもダメになっちゃって、興味がなくなったんですよ。

で、大学はそんなに賢くないところだったので、何とか余力で入れたんです。


Z:
どこの大学ですか?

T:
天理です。

中学から天理だったんですよ。

奈良の人はけっこう天理に行きますね。

天理って軍隊教育なんですよ。

中学に入った途端に坊主にされて、全員丸坊主ですよ。

メチャクチャ不気味でしたね。

Z:
そうなんですね(笑)。

中学校で丸坊主の学校ってありますよね。

可哀想ですよ。

T:
何のオシャレもできないですから。

Z:
自分が通ってた中学校は長髪でしたけど、周りに坊主の学校ありましたよ。

先生によるとウチの学校も、もともとは坊主だったらしいんですけ ど、学校が悪すぎて誰も坊主にしなかったらしいんですよ。

T:
意味なかったんですね(笑)。

Z:
それで長髪OKになったんですよ。

周りの学校は全部ハゲでしたね。

だから隣の町の中学校に遊びに行ったら長髪の俺らはよくモテましたね(笑)。

T:
ああ...分かりますそれ...

天理中学は坊主でしたけど、隣の天北っていうメッチャ悪い学校は髪伸ばしてるんですよ。

何かちょっと大人なんですよね。

女は絶対そっち行くやん! みたいな(笑)。

もう、そいつらの学ラン欲しいなと思うぐらいだったので。

でも今思うと先生や友達にすごく恵まれてたので、自分が通ってた中学が良かったなって思いますね。

不良心のくすぐられ方はヒドかったですけどね(笑)。

Z:
坊主にしちゃうと髪質って変わっちゃいますよね。

T:
そういえば、オカンに『坊主にしたからクセ毛っぽい髪になったやんけ!』って八つ当たりしたことありますね。

オカン悪くないのに(笑)。

Z:
サラサラの髪だった子が坊主にして毛がクリクリになったとか多いですよ。

でも、坊主の学校は人生狂わせますね(笑)。

それで、大学は1年生を4年間?

T:
そうですね。

Z:
何をしてたのですか?

T:
朝一で学生ホールに行って、その日発売の週間マンガを購買部で買って、サボる奴を発見したら一緒に遊んでって感じで......

ホント来るだけの奴ですね、僕は。

付き合いは、いろいろあったので学科を越えて遊んでましたね。

同じ学科にあまりおもしろい奴も居なかったんですよ。

Z:
そうなんですね。

話を少し戻しますけど、高校も天理ですか?

T:
はい、天理中学、天理高校、天理大学ですね。

高校に入ったら髪の毛は伸ばせましたね。

中学校は天理教色がバリバリ強いですけど、高校はそれほどでもないんですよ。

私立中学とか国立中学とかを受験させる親っているじゃないですか。

奈良でいうとそれのひとつが天理中学だったんですよね。

Z:
小学校は公立ですか?

T:
公立ですね。

後々は良い高校に行かせたいって親は思ってたんでしょうね。

自分は性格狂ってたんですよ(笑)。

イーッ! てなるような子でムチャクチャでしたね。

悪い奴とか関係なしにバシバシいってました。

それで、水泳させられることと、どつき回されて勉強やらされることで何とか自我を保ってたと思うんですよね。

Z:
大変な子供ですね(笑)。

T:
大変です(笑)。

それで、中学受験で奈良教育大付属中学か天理中学か、みたいな感 じで天理に進んだんですよね。

もっと東大レベルの高いところもあったんですけど、自分の学力ではその辺りだったので。

もともとスイミングスクールで水泳をやってたんですよね。

水泳の一番強いところが天理中学っていうのもあって、天理からも水泳やりませんか? ってお誘いを受けてたんですよ。

ただ、推薦枠はなかったので勉強して入学し、3年間続けましたね。

それから高校に入って髪を伸ばし始めた頃に、もうどうして良いか分からないわけですよ。

クルクルドライヤーでクルクルやり過ぎて、クルリンッ! ってなってしまって(笑)。

明らかにおかしいんですよね(笑)。

Z:
近藤真彦の若い時みたいな感じですか(笑)?

T:
マッチは立体的な感じじゃないですか、僕の場合ペタンってなってるのにクルリンッ! って感じでしたね(笑)。

おかしなオバハンパーマみたいな感じです(笑)。

もともとは、サラサラヘアーだったんですけど、その時にオカンにキレましたね。

何で坊主の学校へ入れた! と(笑)。

親父にキレれば良かったんですけど、ムチャクチャ怖かったので。

Z:
太華君のお父さんは何をやってるのですか?

T:
学校の先生ですね。

Z:
勉強しろ! ってうるさかったですか?

T:
かなりうるさかったですね。

殴られまくりました。

ゴツいんで自分でも勝てないですね。

Z:
高校の教師ですか?

T:
大学の先生です。

Z:
そうなんですね。

怖い先生って居ますもんね。

T:
ホントそれの最たるものですね。

大学の先生だったのでガキの扱いには慣れてなかったと思うんでけけど、ひたすらシバかれてましたね。

お爺ちゃんはもっと怖いんですよね、バリバリの軍人で。

Z:
軍人(笑)?

T:
"あだ名は軍隊"って新聞に出たりしてるんですよ。

教育者だったんですけど、その前に軍人で少佐とか士官クラスだと地元でも有名だったみたいで、あだ名が"軍隊さん"(笑)。

オカンがその新聞の切り抜きを送ってきたんですよね。

米寿のお祝いで毎日新聞の奈良版に出てたんですけど、教え子達が囲んでイエーイ! っていう写真があって。

そこに"吉村さんのあだ名は軍隊さん。地元でも有名な軍人で..."みたいなことが書いてありましたね。

お爺ちゃんはフィリピンで戦争してたみたいなんですけど、戦争が嫌いだったみたいですね。

人は殺してないって言ってましたけど、本当のところは分からないですね。

もうすぐ100歳になります。

Z:
ええ!? まだ生きてるんですね。

さすがですね"軍隊さん"(笑)。

T:
お爺ちゃんは、お肉しか食べないんですよ。

Z:
え?

T:
野菜が出てきたら、『いや〜、わしもう歳やから無理や』っていうんですけど、お肉が出てきたらバッコ〜ン! って食うんですよ(笑)。

UFOやカップヌードル、コーラがメチャクチャ好きで体に健康そうなものは、ほとんど食べないんですよね。

年寄りってよりわがままになるのかなと思って。

身長も182cmぐらいあるんですよ。

Z:
それで肉を食べて(笑)。

格好良いですね!

それ今度ブログに撮ったらどうですか(笑)?

T:
これは食うけど、これは食わない、みたいな(笑)。

一度、お爺ちゃんの財布から何万円かパクったことあったんですけど、その時初めてキレてきたんですよね。

居間にある日本刀を抜こうとして、お婆ちゃんが『やめてぇー!!!』って叫んで、俺はそこで泣きマネして回避したことがありました。

Z:
自分もブチ切れてオカンに包丁投げたことありましたけどね。

T:
危ないです、それ。

逆はヤバいですよ(笑)。

まさか、刺され! とは思ってないですよね?

Z:
中学校の時なので忘れてしまったんですけど。

その後も10回ぐらい人に投げてると思います。

T:
え? 包丁ですか!?

Z:
1回も当たってないですけどね(笑)。

T:
あの...ファイナルファンタジーで"トンベリ"っていうモンスターが包丁投げてきますね。

そういう論理ですよね(笑)。

Z:
投げたら、そいつは居なくなるんですけどね。

T:
包丁はキツいですよ...

僕も一度アーミーナイフを出した時あったんですけど、相手は二度と現れなかったですね。

エビみたいにビューン!って飛んで逃げました(笑)。

Z:
そりゃそうですよ(笑)。

じゃあ、高校、大学とあまり面白くなかったのですね。

T:
そうなんですよ。

高校はクルクルパーマでしたし(笑)。

Z:
それ絶対に写真を持って来て下さいね(笑)。

T:
分かりました、探してきます。

マダムパーマ写真を(笑)。

Z:
トップページに使いたいので(笑)。

T:
ズボンも上げ過ぎでおかしなことになってる写真です(笑)。

昔、付き合ってた彼女にその写真を見せたら本当にドン引きでしたよ。

Z:
そうなんですね(笑)。

T:
今はBEAT BOXERとかいって、あんだけやっといて数年前はコレかい! みたいな(笑)。

Z:
いや、そんなもんですよ。

変な奴多いですから。

T:
ジャグリンシティに初めてバイトへ行った時も、自分はすごくダサい格好をしてたみたいなんですよね。

今でもモングチさんやトクダさんに、『ダッサいラスタカラーのシャツ着てたの〜!』って言われますよ。

先輩にはかなわんの〜っ、って思います(笑)。

Z:
先輩は昔のことを知ってますから、格好良くなっててもその前を知ってますからね。

一番強いのは先輩ですよ。

お前、こんなんやったやろ? って言われますから(笑)。

T:
先輩の前では絶対に格好つけれないですもんね。

イキったことを一言もいえない(笑)。

大学はそんなに楽しくもなかったんですけど、ひとつ下にSHINGO西成が居たりしましたね。

それで自分はフランス語学科だったんですけど、

Z:
え!?

何? フランス?

T:
ええ、フランス。

Z:
全然っ!似合わないですよね(笑)。

T:
結構、発音良かったですよ。

Z:
なぜフランス語にしたのですか?

T:
天理大学が国文学、体育学部、外国語学部がその当時のメインだったんですよ。

高校に入った時は神戸大学とかを狙ってたんですけど、みるみる学力が落ちてきたんですよね。

Z:
それは、やはりショックでしたか?

T:
もう無理だと思って受け入れてましたね。

本当のアホではないんですけど、勉学に対する情熱がまるでなくなってしまったんですよね。

張り合いがないとおもしろくないと思うんですよ。

Z:
確かにそうですね。

T:
友達とかは、勉強一本になっちゃうんですよね。

中学校の時はあんなにギャグセンスの高かった奴が参考書を買うのに時間を費やしてたりするのを見ると、げんなりしてしまって...

Z:
その時はおもしろくなくても、30歳ぐらいになった時にちゃんと結果が出ちゃったりするんですよね、これがまた。

T:
そうなんですよね〜。

Z:
その時に遊んでないんですけど、最終的には勝ち組になるじゃないですか。

当時遊んでた奴は30歳になった時に、どうしようもなかったりするんですよね(笑)。

やっぱり、どこで頑張るかだと思うんですよ。

当時、しっかり勉強してた人は今、そんなに頑張らなくていいですもんね。

遊んでた人は逆に30歳から頑張らなくちゃいけないし。

上手いことできてますよ。

T:
帳尻が合うんですね。

地球が丸いってことは、最終的に全部自分に返ってくることだと言えますね。

でも頑張ってきたことを音楽に転用できる部分はあるなって感じます。

例えば水泳やってた時の水の中での音の聴こえ方とか...

全然違うんですよね、空を見ながら泳いでて、ひとつひとつ水を手でかいてるのってループじゃないですか。

コースロープのコマが流れていくのを見ながら、当時好きだったユーミンの音楽を頭の中で考えて、イチ、ニイ、サン、タッチしてターンでドーン! とかっていうのを考えてたから無駄にはなってないように思うんですよ。

まあ、この話は無理矢理ですけど(笑)。

あと、その当時必死に頑張ってた奴らでも意外と上手くいってない人も居るんですよね。

病気で倒れちゃったりとか、精神的に病んでしまったのも居るし、やっぱり常に笑ってることは大切だなって感じますね。

頑張るところは頑張って、笑うところは笑う。

Z:
そうですね。

T:
何事も楽しかったら活路が見えてくる気がするんですよ。

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オシャレに渇望した丸坊主中学時代を脱出し、クルリンパーマの高校時代へ...

次回は大学生活を謳歌して、濃厚な90年代の大阪を泳ぎます!

次回更新日は9月20日月曜日です!

QP其の四

10/09/06

QP君インタビュー、いよいよ最終回!

"Qちゃん"誕生秘話! 

佳境にさしかかったインタビューは、さらに脱線を繰り返し、最後は予想もつかない結末に...

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Z:
"HIPHOP"とか描いてた頃と、今のQちゃんは形的に全然違うじゃないですか。

それはどういうきっかけですか?

Q:
何ですかね...

最初、みんな名前を書いてるっぽいっていうのが分かったんですよね。

それで最初は"AIR"って名前でやってたんですよ。

その頃はストリートバスケブームで、ジョーダンもバークレーもマジック・ジョンソンも居て、オリンピックのドリームチーム1の時代だったんですよね。

Z:
はいはい、ありましたね。

Q:
その頃、自分もちょうどバスケをやってて、自分のことを"AIR"って呼べって言ってたんですよ。

Z:
はい(笑)。

Q:
それで"AIR"だったんですよ。

16歳ぐらいの時に今や伝説の下北のファンクリブっていうグラフィも扱ってた、お店が有ったんですよ。

そのお店のボスに、"AIR"って名前でやってるんですよって言ったら、

『それは俺とカブるな』って言われて。

その人もバンドでAIR っていうスペル使ってたんですよ。

え? カブっちゃダメですか?

『カブるとよくないんだ』みたいな。

何せ何も解ってないチンポコ少年なんで、別に一緒でもイイじゃん! って思ったんですけど、何か怒ってるっぽいしまあいいや、面倒クセーしって。

プライドもなく、じゃあヤメますって感じであっさりと諦めましたね。

それから"QPITCH"になって、桜木町では相変わらず謎の意味あさなキャラとか描いてましたね。

みんながアルファベットだったら俺は違うのでやろうと思って、ひらがなを使ったりとか。

桜木町は壁が全部ウマッてるので、誰かの描いた上に描きまくってましたね。

なぜかまたその上に描かれて...

超汚いから当たり前なんですけど。

その頃、KANE氏が"移動爆弾"とか描いてたんですけど、俺は"急ピッチ"だからもっと速いぞ! って思って、"電光石火爆弾"って描いてたんですよ。

バカな話なんですけど(笑)。

"電光石火爆弾落下"って描いたら、すぐにKANE氏にバツされて。

ええ!? 何でなん? みたいな。

Z:
(笑)!

Q:
先輩方の上に描いて、そのまた上に描かれて...

俺もチンポコ野郎だからチクショウ!俺のほうがヤベェよ! ってまた描いて、みたいなことを繰り返してましたね。

そうこうしてるうちに直接会った時があったんですよ。

そこで、ああ、上いっちゃいけないんですね、みたいな。

その頃は変な犬のキャラとか楽しく描いてたんですけど、MSC.MSE.SCAとかは、モロGRAFFITIって感じのを描いてたんですよ。

WILD STYLEですね! カッコイイですね! みたいな。

Z:
ええ(笑)。

Q:
そういうのを描いてみようと思ったんですけど、どうも上手く描けなかったんですよね。

それでだんだんムカついてきて、こんなのいいや面倒クセー! って思って。

今度はヨーロッパ方面で、DELTAやDAMEが気になってカッコイイって思って、また3Dとかを描いてみて...

上手く描けた! って思うんですけど、やっぱりDAMEやDELTAには全然勝てないんですよ。

結局、これパクりじゃん...って思って。

その頃に、もっとシンプルなほうがカッコイイんじゃないか? って意識し始めたんですよね。

結構、テキトーでいいんじゃないか? みたいになってきて。

それっぽく描くことを意識するんじゃなくて、何でもいいやって思って、だんだんギャグみたいに形が変わったんですよ。

Z:
ギャグ(笑)。

Q:
それでチンコみたなのとかを入れ始めたりして。

ピュッ! みたいな。

てきとー、いろんなトコロに描いてるうちにシンプルなほうがいいぞってだんだん勝手に確信を持ってきたんですよね。

その頃はまだ"QPITCH"って描いてたんですけど、あまり目立たないし面倒臭いから略して"QP"になったんですよ。

それで撃ってたら、先輩とかいろんな人からリアクションがあって。

じゃあ、こっちでいこう、"QP"のほうが気持ち良いし、みたいな感じですね。

SLOW UPとかで描いてたんですけど、みんなSLOW UPで。

まあ、早いしゴキゲンなんですけど、何か...何かもっとあるだろ? みたいに思えてきたんですよ。

変なところが負けず嫌いなんですよね。みんなそうだと思うんですけど。

みんながSLOW UPやってたら、俺は時間かかるヤツそこにやっちゃうよ? みたいな感じに対抗心燃やすんですよ。

それでブロックっぽいヤツで"QP"って描いたりして、Qちゃんの原型みたいなモノが出来上がってきたんですよ。

まだ屋根も付いてなくて、コンドームの先っぽみたいなのでしたね。

Z:
なるほどね(笑)。

Q:
普通に"Q"って描けばいいのに、なぜかそこを膨らませたかったんでしょうね。

ポーンッって感じで。

だんだん"Q"がキャラになってきたんですよ。

こいつ可愛いな、みたいな。

じゃあ、屋根に入れてあげましょ! みたいな話になって(笑)。

Z:
愛情が芽生えたんですね(笑)。

15_四回目02.jpg

Q:
そうなんですよ。

屋根を付けたら、何かイイ! ってなってきて。

そんな流れなんですけど、やっぱりシンプルなのが一番難しいです。

Z:
いろいろ描いたらごまかせますもんね、色とかにしても。

Q:
そうですね。

色とかもネクラな感じで考えてたら、黒は色じゃない! とかなって。

もっとポップなほうがいいなって思った時、ポップって何だ? って考えたらカラフルだからポップっていうのでもないなって思えてきて。

モノクロのほうが見た人に自由があるし、『黒に見えるけど、私には赤にも見えるわ。コピーしただけなのかしら?』みたいな。

そういう感じのほうが善いですね。

シンプルなほうが自由度が高いし、責任取れるかなと。

Z:
最近、Qちゃん描いてます?

Q:
かなりサボってますけど、ちょいちょい描いてますね。

Z:
あまり新しく描いたのを見ないですよね。

Q:
すいません(笑)!

Z:
いえいえいえ、それは(笑)。

Q:
絶やしたくはないです。

Z:
そうですね〜。

一番最初はキャラとか描いてたんですね。

Q:
そうですね。

井上三太のキャラを桜木町の2面使って描いたのがあるんですよ。

Z:
マジですか(笑)?

Q:
はい。

BORN 2 DIEって漫画を。

Z:
警察のヤツですよね?

Q:
そうです、そうです。

BORN 2 DIE、イイじゃん! って思って描いたんですけど、

その直後にTOKYO GRAFFITIとかいうしょーもない漫画をあの野郎が描いて...結構、ガッカリしました。自分にも。

Z:
TOKYO GRAFFITIはヒドかったですね...

ありえないようなシチュエーションで。

Q:
そうなんですよね。

事務所に乗り込んでワケの分からないことやってやろうかと思うぐらいにハイパーストレスでしたね。

でも、冷静に考えてみるとこれぐらいワケの分からない漫画があっても、逆に良いかなって思ったりもしましたけど。

そこで妙にリアルに描かれても、俺らはイヤだしな...って思うし。

Z:
井上三太は初期の頃のほうがおもしろかったですね。

隣人13号とか。

Q:
はいはい、そうですね。

Z:
初期の頃は買ってましたよ。

TOKYO TRIBEの1回目とかはおもしろかったですけど、最近は全然読まないですね。

Q:
なんか変になっちゃいましたよね。

Z:
井上三太は松本大洋と親戚なんですよね。

Q:
そうなんですか?

Z:
従兄弟らしいですよ。

Q:
へぇ〜。

漫画一家ですね。

16_四回目03.jpg

Z:
最近はどんな活動してますか?

そういえば、昔にグラフィティがテレビですごく問題になった時があったじゃないですか。

Q:
ありましたね。

Z:
その頃テレビを観てたら、Qちゃんの作品出てましたよ。

あの絵を見て、『このマークは、この家が留守っていう暗号で泥棒OKってことです』って放映されてましたよ(笑)。

Q:
テレビでもやってました?

Z:
思いっきりやってましたよ。

Q:
自分は"実話ナックルズ"で同じ内容を読んだんですよね。

Z:
そうなんですね!

Q:
中国窃盗団のマークだ! って書いててQちゃんがポーンッって載ってました。

Z:
そのテレビではコメンテーターの人が『これは留守の合図ですよ!』って...

そんなワケないだろ! って話ですよ(笑)。

Q:
さすがです(笑)。

アツいですね、それは。

Z:
3、4年前だったと思うんですけど。

Q:
そういうガセネタをジャンジャン流して欲しいですね。

まあ、あまり本気になられると困っちゃうなっていうのはありますけど(笑)。

一部の人はそうなんだ! って思うかも知れないけど、ほとんどの人は違うっしょ、ギャグでしょコレって、感じですよね。

どう考えても単なる落書きだけど、変に勘ぐって何か謎なコトになったり、異常に消されてもイヤだなって想いはあります。
Z:
そうですね〜。

また今年もSHOWがあればいいなと思ってますよ。

Q:
たぶん年末までには何かしらのモノをやろうと思ってるんですけど。

Z:
みんな待ってると思いますよ。
Q:

いつになるか分からないですけど...
今年中くらいには、遂にリンゴ化しようかなと。

Z:
遂に(笑)。

分かりました!

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Q:
だ、大丈夫ですかね? 全然まともなこと言えてないような気がするんですけど(笑)。

Z:
全然、大丈夫です(笑)。

小学生の話がかなりおもしろかったです。

葉っぱ食べたりとか(笑)。

バッチリですよ!

Q:
そうですか〜。

Z:
また記事を送りますので、アウトな所は消して下さい(笑)。

Q:
オッケーです!

なんか、全然アレなんですけど、シリアスサイドでも言いたいことがいっぱいありますので、また機会がありましたら。

Z:
じゃあ、また2回目を。

最近は2回目っていうのもアリなんですよね。

ぜひお願いします!

Q:
こちらこそ!

実は"マンコ"っていう言葉の語源を突き止めたかもしれないので。

Z:
マジですか(笑)!?

それはぜひ、次回タップリとお願いしたいです。

Q:
分かりました!

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エピソードに事欠かないQP君、彼は存在そのものが"Qちゃん"であり、自分をシンボル化したモノが作品に投影されているように思います!

そして最後の最後に語った皆様も気になるあのキーワードの語源は?

人として生きるうえで、ぜひとも知っておきたいのでコレは絶対追いましょう!

今後もZERO MAGZINEはQP君との様々なプロジェクトを発信して参ります!

"本物"だけが輝く時代! 唯一無二の路線で爆走します!!!

QP君の今後の活動にも大いに期待です!



次回の更新日は!9月13日月曜日です!!!
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